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「お迎えを見た」と伝えられました。どう対応すればよいでしょうか。

終末期の患者から「亡くなった家族がお迎えに来た」と伝えられました。どう対応すればよいでしょうか。

「お迎え体験」は、看取りの現場では頻繁にみられる光景です。

 

「現代の看取りにおけるお迎え体験の語り」という調査によれば、故人は全体の42.3%もの確率で「他人にはみえない人の存在や風景」を見たり感じたりしていることが明らかになっています。

しかし支援者・家族の立場からすると、このような「お迎え体験」は大切な人が今にも遠くに行ってしまいそうで、不安な気持ちを掻き立てられるものです。

 

「お迎え」は不幸なのでしょうか。

 

上記調査にも参加した医師の岡部建氏は「お迎え体験を迎える患者は、穏やかな環境で療養していることが多い」と著書の中で述べています。

(「看取り先生」P189)

 

つまり、「お迎え」を見るというのは、それだけ患者が安心している、リラックスできる環境で療養できているということなのです。

死を予感させる言動は、確かに不安な気持ちを引き起こしますが、介護者が精一杯よい環境を整えたからこそ「お迎え」を経験できたのだと考えてください。

 

そして介護者は、患者の「お迎え」体験を否定する必要も肯定する必要もありません。ありのままに受け入れ、共感し、傾聴すること。それが看護者のできる精一杯のことだと思います。
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用語タグ 看取り

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