看取りを知る

【8】 食事サービスの内容

献立の工夫に「真心」が感じられるか

いしいか、まずいか。究極はこの判断になってしまうのですが、食事は、日々の健康を維持するためにも大切な項目です。いくつかの観点からチェックしたいものです。

まず、献立に注目してください。季節に合わせた食材を工夫したメニューづくりがなされているか、メニューを選択できるシステムになっているか。時には、出前を取って食事ができるのか。基本的にはメニューへの柔軟な対応がある施設の方が食事に関してはポイントが高くなります。
糖尿病など疾患に合わせた食事を出してくれるか、好き嫌いを考慮してくれるか、といった点も確認しておく必要があります。もちろん衛生面に気を使っているかもチェックする必要があります。

しかし、最近の傾向を見ると、どこの施設でも食事に関しては非常に努力しています。おいしい食事を出すことにも試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいる施設が増えています。バイキングのメニューを用意したり、中華やフレンチ、イタリアンのシェフを招いて食事会を開催する施設もあります。おそらく、試食をする機会があると思いますが、その段階でまずいと感じたら、かなり危険です。

一方、管理栄養士や栄養士の関わりに注目することも必要です。栄養計算をして、献立を考えるだけが、彼らの仕事ではありません。もっと現場に出てきて、利用者の好き嫌いや、実際に食べた食事の消化の状況を知ろうとする努力を怠らないスタッフであれば、かなり信用できます。塩分、糖分を管理するだけが栄養士の仕事ではありません。本当においしい食事を食べてもらいたいと考えたら。現場スタッフに高齢者の声を聞く姿勢が必要になります。

  • 【食事サービスに関するチェックリスト】
  • 1.食事 メニュー:(固定・選択制)
        味:(良・普通・悪)
  • 2.食事メニューの変更が可能
  • 3.病気対応食の対応
  • 4.嚥下能力に応じた加工
  • 5.食事予約・取消方法
  • 6.個室での食事が可能
  • 7.来客向け食事のサービス内容
  • 8.嫌いな食材、アレルギーのある食材を避けてくれる
  • 9.試食評価(非常においしい・おいしい・普通・おいしくない)
  • 10.アルコール:(飲める・飲めない)

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大切なひとと考える『これからハンドブック』

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