看取りを知る

【4】 共有スペース

実際に訪問することで居心地を感じとろう

共有スペースの充実度は、施設そのものの大きさと比例すると考えてください。
二〇〇人以上が暮らす大規模な施設と三〇人程度の施設では、配置できる共有スペースの中身が大きく違ってくるのは当たり前です。
大きなリビング、いつでも利用できる食堂、美容室や図書室・売店、多目的ルームまでついていれば、それにこしたことはありませんが、小さな施設でそれだけの設備を充実させるのは難しいと思います。

まず、見学した施設に備えられている共有部分をチェックし、それぞれの空間の雰囲気や清潔感を感じてください。どんなに設備が充実していても、雰囲気が良くなければ利用したくなくなります。そのことが原因で、部屋に引きこもるようになったら、コミュニケーション環境が阻害される原因となり、最悪の場合、認知症を発症することにもなります。
食堂に入れば、いつでもお茶やコーヒーが飲めるようになっている。新聞や雑誌の最新号が並んでいる。スタッフが気軽に声をかけてくれる。顔見知りができたら、ゆっくりとお話ができる環境が整っている。
こんな項目を頭に描いてチェックしてください。小さな施設の場合、廊下のちょっとした空間にソファーが置かれていて、庭を眺められるような空間が配置されているか。実際に生活を始めて見ると、こうした空間のありがたさを感じるようになります。広さだけが重要ではなく、小さな空間を工夫して使っている配慮に好感が持てるはずです。

共有スペースは、住み心地の良さを左右する重要な項目です。豪華さに目を奪われるのではなく。実際に使う側の視点を大切に共有スペースのチェックを行ってください。

  • 【共有スペースに関するチェックリスト】
  • 1.娯楽・集会室等 (有・無)
  • 2.理・美容室 (有・無)
  • 3.売店 (有・無)
  • 4.ゲストルーム (有・無)
  • 5.フロントの受付対応
  • 6.リビングスペース
     ・明るさ・清潔さ・雰囲気・におい
     ・車椅子の利用が可能
     ・雑誌、新聞等が用意されている
     ・お茶等が用意されている

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大切なひとと考える『これからハンドブック』

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