看取りを知る

【3】 居室・配置レイアウト

施設のハードは、
何年か先の利用者の姿を思い浮かべながら見学しましょう

物内部のチェックは、見学時に最重要視すべきポイントです。老後を過ごすことになる「家」の住み心地はおろそかにできません。

まず、第一印象をメモしておきましょう。建物内、居室内に入ったときに、この部屋に住みたいと感じたかどうかは重要です。ここに、二年、三年先も住んでいられるだろうか。そんな場面を想像することも必要です。
同時に、自身の身体状況がどのように変化していくかを考えて室内をチェックする必要もあります。体力が落ちてきたときに、戸棚の位置が高すぎないか、コンセントの高さが低すぎて使いにくいと感じるようになるかもしれません。車いす生活になった場合は、どうでしょうか。車いすを借りて、実際に動きやすい配置になっているかなどをチェックしてください。トイレなど、車いすでは出入りが難しい配置もあります。現段階で、車いすに乗っていなくても、試してみましょう。

居室の広さは判断の難しいところです。元気なうちは余り狭すぎるのもストレスになりますが、介護が必要になれば、広すぎることがかえって使いにくい部屋になってしまいます。居室を寝室、共有部分がリビングルームと考えて納得できるくらいの広さが目安と言えるでしょう。
欧米の施設を見学すると、70平方㍍が当たり前という場合が少なくありませんが、そこまでの広さはかえって高齢者にとって使いにくいと感じます。かといって、10平方㍍では狭すぎます。

また、居室内の手すりの配置や明るさ、匂い、収納の数、ドアの重さやノブの使いやすさ、インテリアの雰囲気などに関しても、その場で点検してください。インターネットの時代です。電話回線を自室に引けるのか、あるいはネット環境がどうなっているのかも合わせてチェックしておきましょう。

  • 【居室、配置レイアウトに関するチェックリスト】
  • 1.居室タイプ 個室:(部屋数○室)
  • 2.居室の広さ 広さ:(  ㎡縲怐@ ㎡)
  • 3.明るさ:(明るすぎる・ほどよい・暗い)
  • 4.清潔さ:(清潔・普通・あまり清潔ではない)
  • 5.雰囲気:(よい・普通・あまりよくない)
  • 6.におい:(よい・普通・悪い)
  • 7.段差:(有・無)
  • 8.手すりが設置されている
  • 9.車椅子の利用が可能
  • 10.収納:(多い・普通/広い・狭い)
  • 11.冷暖房:(有・無)
  • 12.電話回線:(有・無)

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